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【投資】デュアルモメンタムとは何か(後編)

前回、以下の記事でデュアルモメンタムについて、説明しました。

 

survive-depression.net

 

今回は、実際にS&P500に勝てるのか検証してみます。

 

検証にはツールを使用します。

 

 

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以下の内容で説明します。

 

 

検証方法

検証には、以下のサイトを利用します。

 

www.portfoliovisualizer.com

 

対象とする銘柄(ティッカー)は以下の通りです。

 

  • SPDR S&P 500 ETF Trust(SPY)
  • SPDR MSCI 全世界株式(除く米国)指数(CWI)

 

上がS&P500、下が米国株を除く全世界株式です。

 

安全資産は現金(Cash)にします。

 

実際の設定値は以下の通りです。

 

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重要な点だけ説明します。

 

  • 開始年(Start Year):2009
  • 終了年(End Year):2021
  • 初期資産(Initial Amount):10000ドル
  • ティッカー(Tickers):SPY,CWI
  • 退避先の資産(Out of Market Asset):Cash
  • ルックバック期間(Timing Period):12ヵ月
  • 取引頻度(Trading Frequency):1ヵ月
  • 取引の実行(Trading Execution):月末の価格で取引
  • ベンチマーク(Benchmark):ティッカーを指定
  • ベンチマーク ティッカー(Benchmark Ticker):SPY

 

開始年については、CWIのデータが2007年12月31日からのため、ルックバック期間を含めると2009年からしか設定できませんでした。

 

結果

実行した結果は以下の通りです。

 

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青い線がデュアルモメンタム、赤い線がS&P500です。

 

S&P500が最終的に2倍の金額になって勝っています。

 

グラフの上にある値が、詳細な情報になるのですが、勝っている点がありません。

 

これではデュアルモメンタムは使えないのでしょうか。

 

もっと古いETFに変えたら

今回、使用したティッカー、CWIは2007年からと、比較的新しいものでした。

 

そこで、ティッカーを以下の内容に変更して、検証期間を長くしてみました。

 

  • バンガード・トータル・インターナショナル・ストック(VGTSX)

 

日本では、知名度が低いと感じたため、上記のETFを最初の検証では除外しましたが、このETFに変更します。

 

上記のETFに変更すれば、1998年1月から検証可能です。

 

条件の内容を開始年を1998年、ティッカーのCWIをVGTSXに変更して実行した結果が、以下の通りです。

 

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なんと、デュアルモメンタムが勝ちました。

 

グラフの上にある値を見ても、一目瞭然です。

 

デュアルモメンタムが勝った原因としては、グラフから以下の点が考えられます。

 

  • ドットコムバブル崩壊とリーマンショック時に、現金にして損失を小さくしている
  • 米国株より全世界株式がリターンが高い時に恩恵を受けている

 

じゃあ、CWIで検証した時、なぜ負けたかというと、以下の点が考えられます。

 

  • 2009年から2021年の間、S&P500が強すぎた
  • コロナショックの時、すぐに株価が回復したため、安全資産に逃げた意味がなかった

 

そう考えると、FRBの長期間の金利引き下げが、株価にどれだけいい影響を与えたか分かりますね。

 

まとめ

今回はデュアルモメンタムについて、簡単に検証していみました。

 

私見でまとめると、以下の通りです。

 

  • デュアルモメンタムは、S&P500に勝つことがある
  • バブル崩壊時に強い
  • ここ10年、S&P500が強すぎたため、負けていた

 

上記の点から、デュアルモメンタムは強いと考えています。

 

S&P500に投資している人に、こんな投資方法があると紹介してもいいかもしれません。

 

以上です。また新しい投資法が見つかったら記事にします。