投資でよく耳にするドルコスト平均法ですが、実際に効果があるのか検証します。
ドルコスト平均法とは、特定の金融商品を、一度にまとめて買うのではなく、一定の金額で分割して、定期的に買う方法です。
高騰した値段で購入することを避けられることができ、購入し続けた期間の平均か、それ以下の価格に抑えらえるというものです。
以下の3点の価格変動を対象とし、一括投資とドルコスト平均法で購入した場合の比較を行います。
- 上がり続ける場合
- 上下する場合
- 下がり続ける場合
あくまで机上のため、実際の相場とは大きく異なります。
参考程度に読んでみてください。
開始価格は10円、価格変動は10%で行っています。
一括投資は最初に100,000円分購入、ドルコスト平均法は1回、10,000円分購入を10回行います。
表が表示されますが、価格変動と価格以外は小数点切り捨てで、計算しています。
上がり続ける場合
まずは上がり続けた場合、以下の表のとおりになります。
タップまたはクリックすると拡大します。
比較すると、一括投資が有利です。複利の大きさと購入時の金額が影響しています。
利益率だと、約76.5%と大きな差があります。
上下する場合
今度は価格変動が上下する場合です。
表は2枚にしました。最後の価格変動がプラス、マイナスの違いです。
最後の回がプラスの場合
最後の回がマイナスの場合
上下すると、最後がプラスの場合、約2,500円くらいの差しかありません。
最後がマイナスの場合も、約7,000円くらいの差しかありません。
しかし、プラスとマイナスの利益を比較すると、ドルコスト平均法は差が少なくなり、損失は抑えることが期待できます。
下がり続ける場合
最後に下がり続ける場合です。
比較すると、ドルコスト平均法が有利です。
上がり続ける場合ほどではありませんが、利益の差が大きいです。
利益率だと、約26.4%になります。
まとめ
単純な検証となりましたが、ドルコスト平均法は十分な効果があります。
少しでもリスクを抑えたいという方にオススメです。
相場を読めるという人であれば、ドルコスト平均は不要で、一括投資で大きな利益を得られますが、プロの投資家でも難しいので、オススメできません。
今回の検証で、ドルコスト平均法の効果を感じていただければ幸いです。