1000万円以下で新築を購入できるか検討してみます。
以下の記事で、新築の購入はやめるべきだと述べました。
ですが、賃貸より得であれば購入してもいいのではないかと考えました。
そこで、1000万円以下で土地込みの新築が購入できないか調査しました。
結論として、かなり妥協と努力をすれば、購入できます。
家と言えるかはあなた次第です。
必要な費用と組み合わせについて、以下の順に説明します。
- 住宅
- 土地
- 計算結果
住宅によって、土地の坪数が決まりやすいため、住宅基準で決めます。
不動産の知識がそこまでないため、あくまで単純計算です。計算が間違えていたら申し訳ありません。
消費税や不動産取得税などの税金面、その他の諸経費も計算に入れていないため、参考程度にするようお願いします。
住宅
まず住宅です。まずハウスメーカーの最低価格を調査しました。
2018年度 フラット35利用者調査によると、住宅面積の平均は約126.8㎡です。坪数だと約38.36坪です。そしてローコスト住宅のハウスメーカーでは、坪数は最低でも30坪ほどでした。
ローコスト住宅で最低坪単価が30万/坪です。計算すると以下のようになります。
30坪 × 30万/坪 = 900万円
付帯工事費用と諸費用は全体の大体3割程度と言われています。計算すると以下のようになります。
900万円 + (900万円 × 0.3) = 1,170万円
ハウスメーカーだと、最低金額でも無理です。
ですが、以下の家にすれば可能です。
- ユニットハウス
- セルフビルド
ユニットハウスであれば、ビーハウスというメーカーで住居用がありました。住居用で最も高く、約348万円です。
仮に、付帯工事費用と諸費用が発生するとした場合、以下の金額になります。
348万円 + (348万円 × 0.3) = 約452万円
なんと500万円切ります。ですが、商品を見た限り、ワンルームぐらいの広さです。
独身で毎月高い家賃払っている方であれば、オススメです。
セルフビルドは、建築を自分達で行う方法です。
ミニログハウスがセルフビルド用で販売されており、安くできます。
フィンランドハウスという会社で販売されています。最も高いもので約365万円です。
ログハウスのため、ユニットハウスよりしっかりした見た目をしています。夫婦でも快適に住めるのではないでしょうか。
ただし、シャワーや台所など含まれていないため、追加で費用が必要です。
そのため、代わりに付帯工事費用と諸費用を含めた金額で計算します。
365万円 + (365万円 × 0.3) = 約475万円
こちらも500万円以下になります。
土地
土地は都道府県によって、大きく変わります。1坪数万円から1億以上まであります。
今回は、東京勤務を想定し、埼玉県と神奈川県、千葉県の中で平均公示地価が最も安い都道府県にしました。
国土交通省の令和2年地価公示の都道府県庁所在地の住宅地「平均」価格では、千葉市で120,800円/㎡です。坪単価で約37,000円程度です。
住宅で述べたセルフビルドが約16.04坪です。そこから建ぺい率60%、容積率200%で計算すると以下の坪数が必要です。
その場合、最低でも約30坪ほど必要です。そこから土地価格を計算すると以下のようになります。
30坪 × 37,000円 = 111万円
100万円程度購入できます。
計算結果
住宅と土地を合わせた結果、以下の金額で購入できます。セルフビルドと土地の金額を合わせます。
475万円 + 111万円 = 586万円
消費税や不動産取得税など税金面、諸経費は省き、単純計算ではありましたが、1000万円以下は余裕です。
最後に
総評ですが、独身であれば問題なく可能です。夫婦であれば、住宅を重視せず、子供がいないという方であれば、可能です。
住居用ユニットハウスはシャワーとトイレ、キッチンも用意されていました。アパートではなく、自分が所有する住宅なので、法律の範囲でリフォームも可能です。
セルフビルドは、上記の3つはついていなくても、立派な家に見えます。別途購入しても、1000万円以下は可能だと考えられます。
また東京付近でなく、地方都市でもなければ、もっと安く土地が手に入る可能性があります。
下手な調査と計算ではありましたが、参考になれば幸いです。